FMV-U8240使用開始

FMV-U8240+大容量バッテリ

仕事がたて込み、しばらくこちらに書く時間がとれなかった。そんななか、富士通の直販サイトで購入したPC、FMV-U8240が14日に到着。外出時のお供もシグマリオン3からこちらに変更し、早速、原稿を書くなどメインマシン的に使い始めた。今後、ときどき使用感を書いていきたい。
本機は12日に発表されたLOOX Uとハードウエアは同じもの。そちらに興味がある人にも多少は参考になると思う。写真やキー配列はこのへんを見ていただければ。

外観

横幅は横にしたDVDケースより2センチほど小さく、ソニーの携帯ゲーム機PSPとほぼ同じ。奥行きは横にしたDVDケースほど。モバイルPCとしてはかなり小さい。横幅だけならシグマリオン3の方が大きい。厚みはDVDケース2つ分より少しだけ大きく、約470ページのビジネス書と同じくらい(わかりにくいか・・・)。

小さい画面とキーボード

コンパクトな本体に一番影響を受けるのが、画面とキーボード。
画面は1024×600ドット。以前、これと同じ解像度(サイズは少し大きい)の企業向けモデルFMV-P8210を使用していたことがあって個人的には慣れているものの、XPやVistaを使うには、はっきり言って狭い。ブラウザ等はカスタマイズしてメニューとツールバーを一段にまとめるとか、Office2007はリボンを非表示にして使うなどの工夫がいる。
一方、キーボードは大胆な特殊配列を採用し、キー数を56まで削減。アルファベットや数字の配置はほぼそのままだが、ファンクションキーや一部の記号、特殊なキーなどの入力が、Fnキーと他のキーの組み合わせになる。そのかわり、キーピッチは14ミリと、本体サイズからすればかなりのサイズを確保している。

実際にテキストを打って気がついたこと

このキーボード、配列をまだ体が覚えていないので多少ミスタイプがあるものの、個人的には十分タッチタイプが可能なサイズ(打ち心地はあまりよくないが)。Enterキーが小さいのが心配だったが、それは全く問題なかった。むしろそれ以外の「違い」のいくつかが引っかかっている。
たとえば、TabとカーソルがそれぞれFnキーと他のキーの組み合わせになっているのにはまだ慣れない。テキストの編集や選択項目の移動を1キーでやろうとして文字が入ってしまうことが多い。
PC系の話題を扱うライターとして感じる大きなストレスが、音引き(ー)/ハイフン(−)がFn+iになること。他のFnと組み合わせて入力する記号は言葉と言葉の間に入るが、音引き/ハイフンは言葉の一部になる(キーボード、とか)。言葉を打つリズムが変わってしまうためか、どうも調子が狂う。そこで、キーの割り当てを変更するオンラインソフトKeylay21を使って、数字のゼロに音引き/ハイフンを割り当て、ゼロはShiftキーとの同時押しで入力するよう変更してしまった。これでかなりストレスが軽減された。
実は本機では最上段の数字キーの位置が一般的な配列より一文字右にずれている。ゼロの位置が本来なら音引き/ハイフンのある位置なのでちょうどいいのだ。ゼロの入力が面倒になるが、音引き/ハイフンを2キーで入れるよりはマシだ。
ついでに、キーボードにPgUpとPgDnがないため、Keylay21で<Win+.>と<Win+]>に割り当ててみた。Webサイトの閲覧などでページスクロールをよく使っているので、結構いい感じだ。

バッテリ駆動時間

購入時のカスタマイズで大容量バッテリを選択。駆動時間は、無線LANオフでテキストファイルを読み書きするといった使い方では約6時間半、無線LANオンでWebサイトを閲覧しながら複数アプリを使用といった使い方では4時間ちょっとというところだ。カタログスペックほどではないが、私個人の使い方ではぎりぎり許容範囲。画面はやや暗め(8段階の2段目)の設定。観察したところ、バッテリ消費に関してはハードディスクのアクセスが与える影響が大きいようだ。いずれ、USB接続のワンセグチューナーを使った場合などの駆動時間もチェックしてみたい。
とりあえず、第1回はここまで。