iPod touchを入手したけど。

iPod Touch in mylo-case

*ネタ消化シリーズ*
 9月6日、深夜に起きてアップルの動向をチェック。情報公開と同時にアップルストアのサイトで新nanoとiPod touchを1台ずつクリック。nanoは8日、touchは23日に到着。日本で購入した中では、はやい時期に製品を入手したことになる。
 ところが、ご存じのかたも多いように、iPod touchは英語版でないWindowsと接続すると、「PCと接続せよ」画面が表示されたまま一切の操作ができないトラブルが発生。PCとデータの同期はできるんだけれど、再生などができない。
 ちょいと調べると、一度Macに接続すれば、この「ロック状態」を解除して普通にシンクロできるようになるという情報を得た。早速、吉祥寺ヨドバシにダッシュMacのコーナーにアップルのスタッフは不在。代わりに応対してくれたヨドバシ店員氏のはからいで、カウンター内の事務などに使っていると思われるMac Bookを使って、接続をさせてもらった。ありがとう。ありがとう。助かったよ。
 同時刻、知人は渋谷のアップルストアに持ち込み、順番待ちをしていたらしい。アップルストアの対応は、アップルの指示ではなく店頭の好意だったようで、その後この対応は中止になったという。初台オペラシティ方面から、なんか指示が飛んだんでしょう。
 アップルは一週間後にWindows版のiTunesiPod touchのファームウエア、両方を更新してこのトラブルに対応。それまで、アップルのウェブサイトなどではこの件に関して情報提供はなかった。複数ニュースサイトによると、アップルはWindowsパソコンの実機がなくてチェックできないと回答していたという。そういえば、SafariWindows版のベータが配布され始めたときも、日本語環境でメニューが正しく表示されないことについて「実機がなく確認できない」とか回答していたっけ。
 一般店頭への出荷はこの後だったので、量販店で購入した人はこのトラブルには遭わずに済んだようだ。要するに、早期に入手したWindowsPC(英語版以外)のユーザーは、動作確認を手伝ったわけですな。
 私は、アップルの製品は好きだがアップルという企業は好きになれない。今回のようなトラブル時の対応に不満を感じるからだ。(あとは日本語対応の不徹底とか、最近のMacの広告のセンスのなさとか)
 アップルの製品は、デザインとユーザーインターフェースの作りが私の好みだし、値段も安い(昔とはえらい違いだ)。製品がちゃんと動いているならいいんだけどなあ。動いてしまえば、touchも悪くない。新しいユーザーインターフェースには改善の余地アリアリだけれど、新鮮で面白いし、少なくともアップルとやりとりしなくて済む。

touchは「自宅利用」に

 アメリカでは、スターバックスの公衆無線LANサービスを使って、今スタバで流れている音楽、を買うことも可能。街角にスタバがあって、ちょっと行けばネットにつながる。そんな環境を含めてiPod touchという製品はできている。
 日本にはこれがない。私が利用できる範囲だと、ソフトバンク系公衆無線LANサービスmobilepointが使えるマック(マッキントッシュじゃなくてマクドナルドね)とルノアールがあるけれど、マックは長居しにくいし、ルノアールはコーヒーよりタバコの臭いが目に染みる上に接続が不安定な店舗が結構ある。スタバで使う感覚とはちょっと違う気がする。
 まあ、新nanoも買ったし、いつもLIFEBOOK UとAd-esを持ち歩いているからというのもあるけれど、iPod touchはもっぱら自宅のPCがないキッチン等でネットをちょっと見る(Gmailのチェックとか)なんていう用途で活躍している。持ち歩くのは「人に見せる」ときだけですな。
 以前書いた*1myloでやっていたことを、そのまま置き換えてしまった。無線LAN接続等の動作が素早く、ブラウザの使い勝手もtouchが上。これでmyloの出番は完全になくなったと言っていい。ありがとうmylo。さようならmylo
 myloに付属していたソフトケースが、iPod touchにピッタリ(写真)なのはちょっと皮肉っぽい偶然で愉快だ。

*1:迷子のmylo 2007-07-29