メール配信の解約

ニュースサイトの新着記事紹介、メーカーが配信するプレスリリース、そんな電子メールを毎日相当量受け取っている。
それなりに役に立ってて、気になる見出しを見つけたら実際にウェブサイトへ行ってみたり、過去の製品の発売日などを探すのにメールを検索したりしている。でも最近、フィードと重複している内容が多いことが気になり始めたので、可能なものからメール配信を解約するようにしている。
フィードってのはRSSとかATOMとかいう技術を利用して、ウェブサイトの新着記事の情報を配信する仕組み。上記のようなニュース系やメーカー系サイトの更新情報以外に、ブログの更新チェックに使われるケースが多い。向こうが送りつけてくる(プッシュ)のではなく、ソフトなどを使ってこっちが受け取りに行く(プル)仕組みだ。ちなみに、自動かつ定期的にプルを行ってプッシュ的にすることをスマートプルという。
私はGoogleリーダーという、グーグルのwebサービスを使ってフィードをチェックしている。スマートプルを私のパソコンではなくグーグルのサーバーがやってくれるわけだ。取ってきた(プルした)フィードがネット側にあるので、私のようにパソコンからケータイ(ades)まで、複数のマシンでフィードをチェックする人間には使い勝手がいい。ネットにつながってないとチェックできないが、個人的には問題がない。
メールでは、メールの本文が新着記事のリストになっているので、メールの件名しか表示されないメール一覧ではトップ記事くらいしか分からない。メール中に気になる記事を見つけてメールにマークを付けても、どの記事を見たかったのか確認するのに手間取る。しかも本文の頭はたいてい用のない広告。メールの内容も、いくつかの記事はサマリー(要約)がつくが、多くは記事のタイトル+アドレスの羅列で、まあ、イマイチだ。
フィードの場合、記事単位でリストが作れるので、マーキングしたり、タグを付けて後からチェックしたりをしやすい。多くのサイトが記事ごとにサマリー(たいていは、記事の冒頭部分そのまま)を付けているので、概要をつかみやすい(インプレスのフィードはタイトルだけなので残念)。サイトによっては、フィードで全文を読めることもある。
個人的に欠点だと思うのは、フィード購読を登録したサイトが増えると、新着記事の数だけ「未読情報」が増えちゃうので、あっという間に未読が数百単位に膨れあがってしまうこと。
それと、会員制ニュースサイトはフィードを配信をしていないことが多い。仕組み的には、ユーザー認証をした相手だけフィードを受け取れるようにすることも可能だが、いろいろ問題もあってどこもやってない。こればっかりはこれまで通り、メールのままチェックするしかない。