特定のキー配列がどうしても好きになれない理由(キーボードその2)

右追加配列の一例

ノートパソコンの中には、エンターキーの右に一列キーが追加されているものがある(写真はその一例)。ものによって違うが、たいていの場合、PgUp(ページアップ)、PgDn(ページダウン)、Home、Endなどが縦に並ぶ。そうした配列をまとめて、ここでは便宜上「右追加配列」と呼ばせてもらう。正直、この配列はどうしても好きになれない。ミスタイプ時の被害がとても大きいからだ。
問題になるのは、エンターキーと間違ってその右にあるいずれかのキーを押してしまった場合。エンターキーで改行するつもりが、上下に大きくスクロールしてしまうのだ。文字を打ち間違えるのとは訳が違う。カーソル位置を戻さなくてはならないし、ミスタイプに気づかず続けて文字を打つと、見当違いの位置にテキストが挿入されてしまう。
上下スクロールを、カーソルキーから遠くない位置にある上下に並んだキーでできるのだと考えれば悪くない配列のようにも思えるのだが、いかんせんタイピング(文字入力)の比重が高い私には不快感の方が圧倒的に大きい。

以前「キーボードのサイズ」で書いたようなコンパクトなキーボードは、縦のサイズを稼ぐために右追加配列を採用することがとても多い、自分の好みで選ぶと選択肢は非常に少なくなる。そんな中、エレコムのミニキーボードはコンパクトサイズながらほぼ通常配列で気に入っている。

  • ミニキーボード(キーピッチ16ミリ)

(黒【1900年モデル】ELECOM パンタグラフ式USB&PS/2キーボード 日本語84キーミニキーボード ブラック TK-UP84CPBKとシルバー【1900年モデル】ELECOM パンタグラフ式USB&PS/2キーボード 日本語84キーミニキーボード シルバー TK-UP84CPSVもある。)

テンキーのあるタイプではOwltechKEK-EA9AU/IIがコンパクトでいい。

などと言ってはいるものの、今現在私がデスクトップパソコンに接続して使っているのはコレ。キーボードにスティックタイプのポインティングデバイスとスクロール用のダイヤルがついていて愛用している。ノートパソコンのように一カ所でキー入力とマウス操作ができるのが最優先なのだ。レノボ(旧IBM)のUSBキーボード(ウルトラナビ付)も持っているけれど、手前のパッドを含むパームレスト部分が不要。場所を取りすぎる。残念ながら、どちらもキーサイズはノーマル。コンパクトなキーで同様のキーボードがあれば嬉しいんだけれど。