電気代の節約と電気の節約。

この週末、東京もほんの少し涼しくなってきたのだけれど、まだ暑い。ファミレスの店内はたいてい「寒いに近い涼しい」なので、出入りの際の温度差に一瞬クラッとすることもしばしば。
ところで、今週は首都圏の昼間の電力が逼迫している、という報道が続いた。猛暑が続いてエアコン稼働率が上がっているのに加えて、新潟県中越沖地震柏崎刈羽原発が止まるなどして発電量が減っているのが痛いとのこと。大口契約先企業の工場などに電力使用の抑制を要請し、さらに停止していた水力発電所を再稼働、北陸電力中部電力などから電気を購入して凌いだという。

(参考。Google Newsでこんな検索してみた。)

報道を見ていて興味深かったのが、東京電力と大口需要家(大量に電気を使う契約者。「者」といっても工場などですな)と締結している契約の種類に、電気料金を割り引く代わりに緊急時に東京電力側の都合で電力供給を制限できる「随時調整契約」という料金プランがあること。しかも、割引率の高い「瞬時調整契約」では、供給制限の直前に連絡が来るという。凄い契約があるものだ。

実際にはもうちょっと「ちゃんとした」やりとりがあることは容易に想像できるんだけれど、

Telルルルル・・・
「(ガチャ)はい工場です」
東京電力です。契約に基づき電力供給カットしますんでヨロシク(ガチャ)」
ブツン。

というシーンを想像してしまう。

ファミレスで涼みながら食事を摂るのは、自宅でエアコンを入れて食事するのと比較すると、電気代と食費のバランスで明らかに赤字。でも、自宅のエアコンを入れない分だけ、電気そのものは節約できていると言える。微々たるものだけど。

「ファミレスで過ごす時間でエコ活動」
・・・なんか違う気もする。