Gmailで受信したメールをGoogleカレンダーに登録(2)

ikuosaito2007-08-31

前回はコチラ
ちょっと前から、英語版Gmailでメッセージ表示中のプルダウンメニューに「Create Event」という項目が追加されている。表示中のメッセージからGoogleCalendarの新規予定が作る機能だ。それにともない、前回紹介した「Gmail GTD Tickler」はうまく動作しなくなった。
残念ながら、Googleが搭載した機能は、メッセージの件名をそのまま予定の件名にしたり、予定の詳細でオリジナルメールへのリンクを張るといった私の望む芸を持っていない。メッセージの件名から、予定の件名、時間、場所などの情報を抜き出す仕様のようだ。
悪くないが、こういう「書き方を工夫しないと正しく動きにくい」仕組みは、メールの送り手に対応を強制する。これでは「予定を送るならvCalのデータを添付してくれ」と要求するのと大差がなく、実行されない可能性が高い。まあ、件名を工夫するのはvCalを付けるのの何倍も容易だけど。
そもそも、英語版なので、日本語の表記からの情報抽出は絶望的だ(と思っていた)。件名から情報が抽出できないと、フォームには自動で何も入らない。そんなわけで、単に白紙の予定作成画面を出すために「Create Event」を使っていた。
ところが先日、はじめて「うまくいってるっぽく」予定が入った。それが上の画面(件名は問題ない程度に編集してある)。
元の件名は

[メーカー名] 【●●のご案内】 9/3 11:00〜14:00 ・・概要・・

なんだけれど、冒頭のメーカー名から「【」までは無視され、途中も抽出がいい加減。日付とスタート時刻は合っているが、終了時刻は判別できずデフォルトの1時間になっている。
終了時刻の抽出を失敗したのは、おそらく「〜」を使っているから。試しに「11:00-14:00」に書き換えてフォワードしたら、時刻がうまく入り、件名から「〜14:00」も削除され、(件名の頭を我慢すれば)修正なしで使える入力になった。
日本グーグルに努力していただき、日本人の表記のクセをうまく扱えるようになれば、もうちょっと何とかなりそうではある。
しかし、一般的に、件名にこういう表記で予定に関するメールが来ることは少ない。「予定を決めるときには、件名にこう書け」というルールを広めるのがいいのか、グーグルに本文の解析をもっとがんばってもらうのがいいのか。どっちにしても、件名から予定が抽出できなければ、件名をそのまま予定に入れて欲しいし(現在は抽出できないと空白になる)、オリジナルメールへのリンクは実現して欲しいところだ。
もう一息、後一歩。