記事掲載のお知らせ+α

 3月後半に公開された記事を紹介しておきます。

  • アサヒコム:てくの生活入門(朝日新聞土曜版beからの転載)

日本語入力ソフトを使いこなす(下)
http://www.asahi.com/digital/techno/TKY201003210121.html
前編の話題を引き継ぎ、今回はWindows用の日本語入力ソフトを2本、紹介しています。ATOK2010とGoogle日本語入力です。
Google日本語入力の開発には、国内の著名な日本語入力ソフトや言語解析のエンジンなどの開発者が参集しているということで、変換効率はなかなかのもの。ただ、「webの多数決」で変換候補の提案(サジェスト)が行われており、「正誤」は明確ではありません。Googleの検索結果と同じように、「多いからおおよそ正しいだろう」という期待が前提になっています。有名書籍のタイトル通り、《「みんなの意見」は案外正しい》路線ですね。
私は仕事でATOKを使いますが、辞書を人手でメンテナンスしていて、さらに電子辞書を参照できるATOKなら「言葉の正しさの判定がしやすく、ある程度任せられる」ことが大きな理由です。Google日本語入力でも大方は信頼できる変換が得られますが、語によっては本当に正しいか考えたり調べたりしなくてはなりません。まあ、私が「言葉の商売」をしているからですね。
それともう一つ。変換精度以外の使い勝手。これはATOKMS-IMEが切磋琢磨している部分です。たとえば、アルファベットや数字の全角と半角、アルファベット大文字のアイ「I」とローマ数字の「I(表記上アルファベットのアイにしてあります)」など、画面上では見分けにくい文字は、変換候補の右に文字種を表示しますし(MS-IMEの方が先でした)、丸数字のような「機種(正確にはOS)固有の文字」も指摘します。「カナロック」キーの誤操作への対策も進みました。このあたりの配慮は、Google日本語入力にはまだまだ足りないところです。(そういうエンジニアリングでない部分のチャレンジに開発陣が興味を持っているかは不明ですが)
MS-IMEにしても、XPのものはちょっとアレな感じですが、Vista、Office2007、Win7、次期Office2010と来て、それほど悪い変換ではなくなってきました(一時、ちょっとバギーだったり、バージョンアップで学習結果が失われたりと問題も多々起きていますが)。
ただ、以前にもちょっと書きましたが、自分が使うとなぜか満足のいかない変換結果が出る事が多い。そのため、今後もしばらくはATOKを使い続ける事になりそうです。

  • アサヒコム:デジタルトレンド・チェック!

デジタル家電に便利、残量が見えるハードディスク
http://www.asahi.com/digital/digitre/TKY201003310328.html
一週前の西田氏のトルネ(次項参照)紹介記事を引き継ぐ形で、残量表示機能が付いた外付けハードディスクを紹介しています。もともとはトルネとは独立したネタとして考えていたんですが、結果的にうまい続き物になりました。

  • 日経PC online:サイトーの「独断」場

「torne(トルネ)」でPS3が理想の地デジレコーダーになる!?
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20100331/1024052/
ソニーのゲーム機プレイステーション3PS3)に地デジ録画機能を追加する周辺機器「torne(トルネ)」のレビューです。一度テキストを書いたのですが、あまりに長くなったので、2回に分けさせてもらう事にしました。
今朝見たら、PC onlineの記事ランキングで2位に入っていて驚きました。読者の方々もかなり気にしていらっしゃるようです。
 最後にもう一つお知らせ。
 明日4月2日より、朝日新聞土曜版beにて新連載「知らなきゃ損するパソコン入門」がスタートします。「デジタルトレンドチェック」でもコンビを組んでいる西田宗千佳氏と、原則的に2週交代で取り組みます。「てくの生活入門」同様、こちらもアサヒコムに転載される予定とのことなので、その際にはここでもお知らせします。